オフシーズンの楽しみ『J2白書2013』 \#jleague

2009年版から、毎年オフシーズの楽しみになっているJ2白書。

J1と比べてマスコミへの露出や情報が著しく少ないJ2クラブを応援している私にとって、本書は貴重な一冊です。

(2012が見当たらない…)

『J2白書2013』は1章でクラブ別の総括、2章は月別のトピックス、3章はJ’s Goalで連載しているJ2日記のスペシャルセレクトという構成になっています。

2章、3章で2013シーズンを振り返るのも楽しいですし、1章の各クラブの担当ライターが執筆したシーズンの総括が、またいいんです。

J2はクラブ数も多く、自分が応援しているクラブ以外は、どのような状況にあるのか、シーズンを終えてサポーターはどんな温度感なのかなどを把握するのは難しいですよね。

でも、本書の1章の総括を読み進めると、それらが、なんとなく見えてきます。

見出しだけ抜粋します。

クラブ見出しコンサドーレ札幌J1昇格プレーオフは目前で逃すも、若いチームが躍動モンテディオ山形進化した攻撃、伸び悩んだ勝ち点水戸ホーリーホック着実に地域に浸透したことを実感できたシーズン栃木SCクラブ史上初の1桁順位でフィニッシュ!ザスパクサツ群馬過酷すぎる残留争い 苦悩のシーズンジェフユナイテッド千葉最後まで『1点』に泣く試合運びでJ1昇格ならず東京ヴェルディ最後まで、チームとして1つになりきれず横浜FC新加入選手による進化が不発。昇格の悲願は達成できず松本山雅FC継続と成長が生んだ2年目の検討。そして夢は未来へカターレ富山“美しさ”への挑戦。内容良化し来季へ布石FC岐阜そこにあった“熱”。これからの“熱”京都サンガFCまたも昇格を逃す。悔しさのにじむ涙の年にガンバ大阪戦力の充実を図り、いざJ1へヴィッセル神戸“重圧”を跳ね返し、勝ち取った1年でのJ1復帰ガイナーレ鳥取J2・JFL入れ替え戦のチャンス生かせず、無念のJ2降格ファジアーノ岡山一体となって戦った1年。そして味わった初めての挫折徳島ヴォルティス苦しいシーズン前半を乗り越え、ついに悲願達成!愛媛FC石丸新体制でチームの土台を築いたシーズンアビスパ福岡変化を積み重ねた1年は新たな歴史の第一歩ギラヴァンツ北九州ゼロからのチーム作り。降格予想を覆したのは、己を信じる力V・ファーレン長崎Jリーグって最高! イケイケフットボールで旋風!ロアッソ熊本理想と現実の間で苦悩し、足元を見つめなおした6年め

どうですか?

見出しだけでも、2013シーズンの結果とクラブを取り巻く空気感が伝わってきませんか?

通読して感じたのは、J2ではごく一部のクラブを除いて、プロスポーツとしてかなり厳しい予算・環境の中で創意工夫しながら、さまざまなトライをしているんだなということ。

あるクラブは、戦力に見合った「現実的」なチーム戦術と、綿密なスカウティングで格上のクラブと伍して戦い、勝ち点を積み上げる。

あるクラブは「J1でも通用する」サッカーを目指してスタートしながらも、なかなか結果を出せず、シーズン終盤に「現実的」なサッカーに切り替えて、なんとか降格を回避する。

予算や環境の制約が厳しい分、J2ではさまざまなアプローチがあり、それぞれにドラマがあるなと改めて感じました。

さて、今シーズン横浜FCはJ1へ昇格します(予定)

でも、J1に上がっても、きっとJ2白書は読み続けるだろうな…と、2013版を読み終えて感じました。読み物として面白いですから。

もし、J2クラブを応援していて、まだJ2白書を読んだことのないという方は、一読されてはいかがでしょうか。

シーズン開幕が待ち遠しいですね。

J2白書〈2013〉

posted with ヨメレバ

J’s GOAL J2ライター班 東邦出版 2014–01

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