スーパー銭湯で「圏外」になる時間を意識的につくる

「メールも見ない。何にもつながらない場所に行きたい」 あえて電波の届かない場所へ行く「圏外旅行」が静かなブームという記事がありました。

photo by Bwana McCall

グラフィックデザイナーの白木さんは「何にもつながらない場所へ行きたい」と、一週間の休みを取り伊豆諸島の最南端、青ケ島へ旅行へ行ったそうです。

念のためスマホの電源を切り、青い海と濃い緑、親切な島民とのふれあいで、ゆったりとした時間を過ごし、仕事のことも友人のことも、思い悩んだ自分の将来のことも一時的にすっかり忘れられたとのこと。

スマホを中心としたデジタル機器の普及で「常に繋がれる」環境ができたのは大きなメリットです。

しかし、「SNS疲れ」などということばが生まれるぐらい、プライベートな時間まで仕事の連絡がきたり、LINEの既読を気にしたりなど、四六時中監視されているような感覚がありませんか?

そんな時間が続くと、精神的に疲れてしまいますよね。心の休まる時がないというか…

少し古いですが2012年11月6日付の日経MJで、久里浜医療センターでインターネット依存専門外来が始まったというニュースがありました。

久里浜医療センターのページには、以下の記述があります。

我々の2008年の調査によると、20歳以上でネット依存が疑われる者は全国で270万人にのぼることが推計されました。

となりの韓国や中国では長時間連続してオンラインゲームを利用して死亡する事故も起きており、大きな社会問題になっています。

アメリカでもインターネットに長時間をついやすことから離婚や解雇など深刻な問題が起きており、その治療に注目が集まっています。

しかし、わが国ではネット依存の治療に専門的に取り組んでいる施設はまだありません。このため、当院では、長年の依存症治療でつちかった専門性をもとに、2011年7月よりネット依存治療研究部門(TIAR)を開設し治療を開始しました。

久里浜医療センターでは2011年7月にネット依存治療研究部門が開設され、治療は保険が適用されるとのことですから、既にネット依存は立派な?病気として認識されているんですね。

photo by Maki. Y

私自身はと言えば、仕事柄、どうしても職場も家もオンラインの時間が長いです。

職場はしかたないとして、プライベートではメンタルへの影響を考えて、意識的にデジタル機器に触れない時間を作ろうとはしているのですが、これがなかなか難しい。

手を伸ばすとすぐにデジタル機器がある環境だと、よっぽど強い意志をもって自制しないかぎり、ついついKindleで本を読んだり、iPadでニュースを見たりなどしてしまいます。

なので最近は週に一度、近所のスーパー銭湯へ行き、強制的にデジタル機器を使えない時間を確保しています。

ゆっくりと温泉に浸かり、サウナで汗を流して体の疲れを癒す。この間、温泉なのでデジタル機器は全く使えません。

もともとは、肩こりがあまりにも酷いので始めた習慣ですが、これはなかなか良いですよ。

強制的にデジタル機器に触れない環境をつくることで、外的な刺激をシャットアウトした状態で自分の内面と向き合う…と、かっこよく言うとそんな感じですが、要はぼーーーーーーっとする時間を作れるんですね。

デジタル機器は便利ですし、スキマ時間を埋めるのにも格好のアイテムですが、たまにはこうしてスキマ時間をぼーーーーーと過ごしてみてはどうでしょう。

ちょっとだけ、ほっとしますよ。

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