データを見ないプロマネ

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isologue — by 磯崎哲也事務所: データを見ない人々(「オープン化」する社会での「分析」の価値)より。

マスコミの人って、データを全く見ないんですよね。代理店の人ですら。さすがにマーケの人は別だけど。
例えば、子供向け出版物の売れ行きが落ちている説明として、会議で担当者が、
「少子化が進んでいるので」
なんて説明をしたりするけど、調べてみるとここ数年、実は小学生の数はほぼ横ばいなんですよ。
今やインターネットで政府の統計なんか簡単にタダで調べられるのに、調べない。
データがいくらオープンになって、タダでインターネットで見られるようになっても、見ない人は見ないんじゃないでしょうか。

マスコミや投資家といったインテリ層に属する人たちですら、大半はデータを見ずに「少子化が進んでいる」というような(データの裏付けが無い)前提に基づいて判断を下していることが多く「データを分析する機能」は今後も価値を持ち続けるだろうという内容です。

読んでいてプロジェクトマネジメントも同じだなと思いました。

ソフトウェアの開発プロジェクトでは課題やバグ数、テストケース数、生産物の出来高、コストと利益率など多くのメトリクスを扱います。

ほとんどのプロジェクトではこれらのデータを一定期間毎に集計し、社内や顧客への報告資料としてまとめていると思いますが、単に集計するだけで、それらの数値をきちんと分析していないプロマネが意外に多い。

収集したデータの特異値や傾向をきちんと分析することで、大きな問題になる前に早めのアクションが打てるようになります。PDCAサイクルのC(Check)とA(Act)ですね。

そんなの当たり前じゃないかと思いますよね。ですが、トラブルになるプロジェクトは経験上、

  • プロジェクトデータを継続的に収集できる仕掛けがない
  • メトリクスの分析とフィードバックが不十分(集計して眺めているだけ…)

のいずれかが該当するはず。こういうプロジェクトは個人的にPDDD(Plan-Do-Do-Death)プロジェクトと呼んでます(^^)

オープンソースのプロマネツールも数多く存在する現状を考えると「プロジェクトデータを継続的に収集できる仕掛けがない」プロジェクトは減ってくでしょうから、プロジェクトデータを分析して、早めに適切なアクションを打つことができるプロマネの価値はさらに高まっていくのではないでしょうか。

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