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不安を書き出すことで脳のパフォーマンスを向上する

NHKのテストの花道という番組で、試験の10分前に不安に思っていることを書き出すと、ワーキングメモリの空きができるため頭の働きが良くなるという話をしていました。

ワーキングメモリとはWikipediaによると、

ワーキングメモリ(Working Memory)とは認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。作業記憶、作動記憶とも呼ばれる。

とのことです。

シカゴ大学 の心理学者Sian L. Beilock 准教授らの実験によると、

  • 試験前にプレッシャーをかけたグループは正答率が12%下がった
  • 試験前に不安を書き出したグループは5%正答率が向上した

という結果になったそうです。プレッシャーがかかると能力を十分に発揮できず、不安を吐き出すとパフォーマンスが上がる…確かに効果がありそうですね。

Beilock教授によると、このように不安を書き出す行為は、プレゼンテーションや、大勢の人の前でのスピーチ、面接など、プレッシャーを感じるさまざまな場面で役立つだろうとのことなので、さまざまな場面で役に立ちそうです。

私はタスク管理にGTDを使っているのですが、GTDでは頭の中にあるモヤモヤとした気になることを全て書き出す(「収集」プロセス)ことが大きな特徴です。

最初にGTDを始めた際、2〜3時間ぐらいかけて「収集」プロセスを実行した後、頭の中がすっきりした感じがしました。この時、ワーキングメモリがクリアされたのかもしれませんね。

「忘れるため」に書き留める。これからも続けていこうと思います。

/images/TAT0415wb2e_hr.jpg ワーキングメモリ―脳のメモ帳

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