クーリエ・ジャポン3月号に『英国政府公認!鬱の人には「本」を処方します』という記事がありました。
英国の公的医療機関であるNHS(国営医療サービス)が、うつ病患者に対して薬ではなく、本を処方するビブリオセラピーを開始。
中・軽度のうつ病、パニック障害、過食症などの精神疾患に苦しむ患者を対象に、症状に合わせて30冊の指定図書の中から処方するそうです。開始して3ヶ月で10万回の本の貸出があったとのこと。
指定図書のリストはこちら。
▼Cardiff & Vale University Health Board | Resources for Staffの中にある「Bibliotherapy booklist」
怒り、神経性食欲不振症、不安、過食障害&神経性過食症、うつ病、健康不安、躁鬱病、強迫観念&強迫行為、パニック、PTSDトラウマ、自尊心、社会不安/社会恐怖症、ストレス、心配など症状に合わせた推奨本がリストアップされています。
クーリエ・ジャポンの記事では、このリストの中で邦訳されている書籍として、下記の3冊を紹介していました。
とにかくやってみよう──不安や迷いが自信と行動に変わる思考法
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スーザン・ジェファーズ 海と月社 2009–09–16
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
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夏苅 郁子,小池 梨花,野村 総一郎,David D. Burns,佐藤 美奈子,林 建郎 星和書店 2004–04–27
自信をもてないあなたへ――自分でできる認知行動療法[Kindle版]
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メラニー・ フェネル 阪急コミュニケーションズ 2013–10–01
日本国内はどうなっているのか、少し調べてみたところ、愛知県がんセンター中央病院のページに、がん患者と家族に対するビブリオセラピー向けお勧め本が紹介されていました。
国内でもビブリオセラピーを取り入れる医療機関が出てきているんですね。
うつ病でなくても、ちょっと気分が沈んだ時に読みたい本を自分用にリストアップしておくのも良さそうです。
ちなみに私は横浜FCがJ2優勝したときのメモリアルDVDを観るとテンションが上がります^ ^
うつの世界にさよならする100冊の本 本を読んでココロをちょっとラクにしよう
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寺田 真理子 ソフトバンククリエイティブ 2007–11–30
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 03月号 [雑誌]
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講談社 2014–01–25
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