伊集院光のラジオ深夜の馬鹿力で紹介されていた、周富徳さんがどうやって1000種類のレシピを頭に入れたのかという話が興味深かった。
落語家時代、噺を覚えるのに苦労していた伊集院光。
テレビ番組で一緒になった周富徳に、どうやって1000ものレシピを覚えたのか尋ねたそうです。すると「レシピなんて覚えて無いよ」という意外な答えが。
詳しく聞いてみると、手順を覚えるのではなく、完成した料理の味と見た目を覚えるとのこと。それらを覚えていれば、どんな材料と調味料を使い、どのように調理し、どのように盛り付ければ良いのかがわかると。
自分の専門分野に置き換えて考えてみると、確かに完成したソフトウェアの機能、ユーザインタフェースが頭に入っていれば、同じようなものを作るのは、それほど難しくありません。(アルゴリズムが想像できないようなものを除いてですが)
手順を暗記するのではなく、完成形のイメージを数多く記憶に留めて引き出しを増やす。
料理以外の分野でも応用が効きそうな考え方ですね。
周富徳さんのご冥福をお祈りします。
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