「ひと手間」がないことの快適さ

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「こうすればできる」と「快適にできる」の差。たとえば、

  • iPhoneでテザリングできるんだし、iPadはWi-Fiモデルで十分だ
  • 通知や時刻はなんてiPhone出せばわかるんだし、Apple Watchなんていらない

というような、手間はかかるが、できなくはない。ワークアラウンドはある。というパターン。

たしかに、機能的にはその通りなんだけど、数年前とあるブログに触発されて、iPadをセルラーモデルにしてから、あぁ、この「ひと手間」の差が大きいんだね、ということに気づいた。

  • iPhoneを取り出してテザリングモードをオンにする
  • 時々、うまく接続できないことがある

という、ほんのちょっとした「ひと手間」を省けることで、iPadをコンテンツビューア以外の用途で使ってみようかとなる。

Apple Watchも同様で、会議中や歩いている時などiPhoneを取り出しにくい場面で、チラッと通知を確認したり、Spotifyのプレイリストを切り替えたり、ボイスメモしたりを「快適」にできる。このことで、iPhoneをより活用できるようになる。

これらの例だけだとAppleの思うつぼ(笑)だけど、「ひと手間」を省くことで得られる快適さ、これもUXを設計する上で考慮すべきポイントだなぁ…と考えたというお話でした。