昔から小さなコンピューターの類いが好きでいろいろ使ってきた。

新しいモデルが出るたびに、こんな小さな筐体で出先で○○ができるようになる!と胸を躍らせるが、実際に使ってみるとさまざまな制限や、想定と違う使い勝手だったりして、あぁこれは完璧に有用な一品だったということは正直言ってない。

小さなガジェットはロマン枠なので、それでいいのだ。

が、ふと、これまで、そういったブツをどれぐらい買ってきたかしらと思い、記憶の限りリストアップしてみることにした。

CASIO FX-602P(関数電卓) 1980年代

本当はBASICが使えるポケコンが欲しかったが買えず、こちらを購入。初めて手にしたプログラミング可能な端末で、現在の職業に至る出発点。学生時代、テストのチートでも大活躍した。

SHARP ザウルス(PI-3000) 1993年

手書き文字認識のインパクトはすごかった。スケジュールやタスクなどを一台で管理できることにロマンを感じた。オプションでFAXモデムなんかもあったはず。

Palm

一部の好事家の間でPalmが人気になった。山田達司氏のJ-OSにはたいへんお世話になった。 動作がさくさくでPDAとしての使い勝手も良かったし、コミュニティの勢いもあって楽しい時代だった。

  • PalmPilot Professional
  • Palm IIIc
  • Palm V

HP Jornada 680 1999年発売

Windows CEを搭載したハンドヘルドPC。非常に軽くてキーボードもギリ使えるサイズだったため、よく電車の中でテキスト入力に使っていた。

Jornada 680 これは当時の写真。PHSを刺しているところに時代を感じる。

SONY CLIE 2000年代

ソニーから出たPalm OSを乗せたPDA。ジョグダイヤルやメモリスティックスロットなど初代機より意欲的なデザインだった。2代目のPEG-N700Cではハイレゾ液晶と音楽再生機能がサポートされた。

  • PEG-N700C
  • PEG-UX50
  • PEG-TH55

NEC シグマリオンIII 2001年発売

こちらもWindows CEを搭載したハンドヘルドPC。キーボードが抜群に良かった記憶がある。

シグマリオンIII

SHARP Linuxザウルス(SL-C1000) 2005年

LinuxをベースとしたOSを搭載したPDA。PDAとしてというよりも、Linuxが搭載されているコンパクトな端末としていろいろなプログラムを動かすなどして楽しんだ。

キングジム Pomera

テキスト入力に特化した割り切った仕様。Pomeraは2022年も新モデル(DM250)がでるなど長く人気を保っている。作家や芸能人で使っている人もいるようで、コンセプトが明確なのでそこまで浸透したのだろう。かれこれ4台も買ってた。

  • DM10 (2008年)
  • DM20 (2009年)
  • DM100 (2011年)
  • DM200 (2016年)

Pomera

振り返ってみて、それぞれちゃんと写真に残しておけば良かったと思う。いま見てもつまらない日常の普通の光景も、あとで振り返ると楽しいからね。