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P44 本を読むとき、線を引いたり、ページの端を折ったり、付箋を貼ったりするのは、読書時の記憶補助のためです。つまり、当該ページを読みながら、自分が何を考えたかを、後後わかるようにしておく、ということですね。

P46 綺麗なまま書棚に並べることが目的ならいざ知らず、本を読んで深く咀嚼するのが目的ならば、書き込みは本の余白に直接したほうが良いでしょう。

  1. 著者の主張に沿って「おもしろい」と思った箇所……ほんの角を小さく折る
  2. こちらの関心に沿って「使える」と思った箇所…上部に付箋
  3. そこに紹介されている文献を手に入れようと思った箇所…横に付箋

1.2は、それぞれ10箇所以上にならないのがコツです。

P47 黄金の5分間 いったん本を読み終えてから、5分程度かけて、付箋を貼ったり角を折ったり書き込みをした箇所だけ、まとめて再読します。この「まとめて再読」があるのとないのとでは、その後の読書力は30倍ぐらい違ってくるでしょう。

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P60 私は本を読むと、不細工かもしれませんが、メモを取ろうと思ったところ、あるいは引用しようと思ったところのページの上部を折っていきます。 折るだけで、メモは取らない。 そして、読了すると、今度は折ったところだけを、もう一度読み直す。

それで、もう一度読んで大事だと思ったところは、今度は下のところを折っていくのです。 (中略) そして、メモ帳に、下を折ったところを書き写し、コメントをメモする。 この書き写すというのが、とても大事なことです。

P62 私は、原稿はかなり前からずっとワープロを使っていますが、抜書きは、一時期から手書きに戻しました。というのも、手で書き写していると、いろいろなことに気がつくのですね。脳が違った動き方をするのでしょうか。