特務機関NERVがXでの発信を減らし、アプリとActivityPubへの配信へ順次切り替えていく見解を出したところ、 「他のSNSにも来てほしい」という要望があったらしく、それに対して以下のように答えていた。

「他のSNSにも来てほしい」というリクエストは、再び他社が管理するプラットフォームに移動するだけということになり、時間が過ぎれば今回と同じ状態になる可能性があるため、現在のところ他のSNSプラットフォームへの移行は検討していません

これは本当にその通りだ。

今回のTwitterの一連の騒動を通して、どんなプラットフォームであっても経営者が替わり、それまでに育んできたカルチャーや ブランドを「気分で」破壊するかもしれないし、寡占化が進んだころあいを見計らってEvilな方向へ舵を切ったりするかもしれないということが、あらためて強力に可視化された。

最近知ったIndieWebという考え方があり、そのトップページには以下のように書かれている。

あなたのコンテンツはあなたのものです

あなたがウェブ上に何かを投稿するとき、それは企業ではなくあなたに帰属すべきです。あまりにも多くの企業が廃業し、ユーザーのデータをすべて失いました。IndieWeb に参加すると、あなたのコンテンツはあなたのものとなり、あなたのコントロール下に残ります。

ここではプラットフォームがなくなることでデータを失うことを例に出しているが、 大切なのは自分のコンテンツの所有者は自分であり、常に自分のコントロール下に置くべきということ。

第三者が運営するプラットフォームを使う場合でも、コンテンツの所有権やエクスポート機能のサポートなど、この原則を満たせているかを確認した上で使った方が良いね。世知辛いけど…