利用シーン

複数の対象に対して優先度付けをしたい場合にに使用する。評価を行う観点を抽出した後、評価観点毎に点数を付け、それらの積を計算した評価点を用いて優先度を決定する。

点数は1,5,9のように離散値を設定し、その中から選ぶようにすると、中央付近の評価が集中し優先度を付けにくくなることを抑止できる。

また、人命や社命に関わるなど絶対に譲れない評価がある場合、最大点数^評価項目数(べき乗)を上回る特別点を設定できるようにする。(たとえば最高9点で3つの評価項目がある場合、9³=729点となるため特別点は1000点とするなど)

具体例

  1. 優先度を決定するための評価項目を検討する。重要な評価項目に漏れが生じないように慎重に検討すること。ここでは「販売量」「利益率」「顧客重要度」を設定した。
  2. 比較対象の名称を記述する。ここでは「A社」「B社」「C社」「D社」について比較を行っている。
  3. 設定した評価項目毎に議論し点数を記入する。
  4. 全ての項目に対して点数を記入したら評価点を計算する。評価点の大きいものから高い優先度で対応していく。