利用シーン

ある計画がうまくいっていない場合、その原因を人の心に作用する見えない力という視点で見える化し分析する。みんなの本音を見える化し、それぞれの力の強さを「推進力」「抵抗力」にまとめて全体を俯瞰することで、計画がうまくいかない理由を共有するとともに、改善策を検討するための論点を絞り込むことができる。

具体例

  1. 解決しようとするテーマを書き、その下を半分に分割し上の部分に「推進力」「抵抗力」と書く。ここでは解決しようとするテーマとして「オフショア開発が推進されない力の分析」を設定した。
  2. ブレーンストーミングを行い、設定したテーマに対して推進する力、抵抗する力を書く。いかに本音を引き出せるかがポイント。
  3. 推進力、抵抗力ともに出そろったら、それぞれの「力」を矢印の大きさで表現する。最初の方は矢印の大きさを決めにくいが、とりあえず適当な大きさで書き、他の力との相対関係で調整する。
  4. 矢印の大きさで表現できたら、抵抗力を減少させるための方法についてブレーンストーミングする。
  5. 次に推進力を増加させるための方法、または新しい推進力が無いかブレーンストーミングする。
  6. ブレーンストーミングした抵抗力を減少させる方法、推進力を増加させる方法が確実に実行されるよう、4W1Hなどを使ってアクションプランを作成しておく。